私の辿り着いた結論はこちらでした↓
- 学校は行かなくてもなんとかなる。ゴールを学歴としない
- 親は財産を残すことを考えない。自分(パパママのこと)で老後を生き抜く
- 周りに助けてもらえる処世術が1番大事
前回までに❶❷までを書いたので、今回は❸について
周りに助けてもらえる処世術が1番大事
なぜ、処世術が必要か
発達障がいっ子が1人で生活するには、
周りの助けが必要となります
これは、発達支援施設に勤めると同時に、子どもが成長するにつれ、思うようになったことです
1人で生きていくには、行政への手続きや家屋・家電のメンテナンスが多すぎる・・・私だって大変と感じていること
障がい者手帳だって、更新のお知らせが来ないんです。うちも数ヶ月過ぎていました😅自分で更新手続きするんですよーお医者さんに都度書類をお願いして
んーお金以外でも、心配はつきませんね💦
なので、誰かの助けが必要です
つまり処世術が必要と感じるようになりました
うちの子もですが、私が施設で出会った発達障がいっ子達は、なかなかそれが不得意みたいです
でも、同じ不得意の中でも
この子は周りの助けを借りてやっていそうだという子と、苦労してしまいそうな子は予想がつきます
発達障がいっ子の処世術とは
処世術とは社会生活を上手く生きるためのスキルを言います
けれど、発達障がいっ子は一般的な処世術を身につけるのは特性上難しいことが多いです
例えば、うちの娘ちゃんの場合でも、空気を読むのが苦手だったりします
だから、発達障がいっ子や療育が必要な子どもの処世術は(診断がついていることを前提にですが)ちょっと違ったものになると私は思います
具体的には
- 危害を加えない
- 大声を出さない
- 適切な距離感で話せる
- 笑顔ができる
- です、ます言葉で話せる
- 何に困っているかを伝えられる
- 指示が通る(アドバイスが聴ける)
危害を加えない
施設にいて、幼児ではすぐ手が出る・大きな声を出す子は結構多いです
小さい時にそういった傾向があったら、叩くことや大声への療育を済ませておくと、発達支援をする側はたいへんやり易くなります
他害があると、拘束はできないので、なるべく近づかないようするしかありませんので、残念ですが、したい支援ができません
大きな声を出さない
大きな声は仕事場では出さないことが、暗黙のルールですね
周囲の人の仕事の妨げになるので、これも小さい時に声のボリューム調整や場面認知などの療育が済んでいるのが理想です
適切な距離感で話せる
他人との距離感が掴めず、とても近くまたは接触して話す子もいます
小学生まではスキンシップとして触ったりしますが、中学・高校になると、特に異性とは距離をとる必要が出てきます
発達支援施設でも、距離感は大切にしています
笑顔ができる
時々、無表情のお子さんがいますが、これも特性でなっていると思われます
笑顔・・・、私はこれこそが1番大事な要素なのでは?と思っています
障がいのある・ないに関わらず、笑顔は一般的に好まれますよね
支援する側も、ニコニコしている子は、近寄り易いので支援機会も増えると思われます
です、ます言葉で話せる
これもできないよりは、できた方が就職の際は有利だと思います
発達支援施設ですと、どうしても距離が近い分仲良くなってしまうため、敬語の練習ができません
おうち療育でもこれを定着させるのは難しいですよね
でもこちらはできなくても、一定の配慮をしてもらえる条件で就職すれば、なんとかなると思われます
何に困っているかを伝えられる
発達支援施設でも自分の気持ちを伝えること練習します
発達障がいっ子の困り事って、そうでない人が考える困り事と差があったりします。私も未だに、そこかーって思うことがあります
うちの場合は、勉強の答えはわかるけど、計画の立て方がわからないのだそう。計画を立てるのが苦手は発達障がいっこあるあるかもしれません
こういったように、本当の困り事は、本人が伝えるしかありませんから、伝えられるようになるといいですね
指示が通る
アドバイスが聴くというのは、こだわりがある子には難しいことかもしれません
なので、できればいいなーくらいで
うちの場合も、はじめは私が言うことへの賛同はほぼありませんでしたが、療育が上手く進んで親子の信頼関係が出来てくると共に、指示も通るようになりました
親子関係は社会の1番小さな単位なので、そこで指示が通るようにしておきたいものです
支援を受ければ自立できる
我が家は、娘が外部発達支援機関に通うようになり、外で色々助けてもらっているようです
また、困った時はすぐ周りの人に聞くようになりました😆店員さんにも買いたい物がないと、すぐ聞きます
よしよし🌷自立へ前進じゃー
ところで、私がここに書いている周りに助けてもらうって、実は自立するにはとても大事なこと
私は介護の資格を持っていますが、その教科書に自立とは何かが書いてあり、今までの自分の考えと違っていてハッとしました
自立って1人で生活が成り立っていくことと私は思っていました
しかし、
介護の教科書にはこう書いてあります
つらい思いをして自力でできたとしても、それだけで日々が過ぎていく生活よりは、自分の意思で人の手を借り、仕事や社会参加をして充実した生活を送るほうが、より自立的な生活である
その通りだよー
発達障がいっ子たちは、学校という縛りで生きて、とても大変だったんだから、楽に生きさせてあげようーと母は思うわけです
だから、うちは相談員さんともそろそろ繋がっておこうかと考えています(地域情報を見てみてくださいね)
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