思春期療育 2 〜療育の前にやること〜

思春期療育 思春期

私のコンテンツを見て、療育しなきゃーって焦って始めようとしているママ(パパ)さん、ちょっと待ってくださいね

療育を始める前にやらなきゃいけないことがあります

それは環境を整えるです

※思春期療育というタイトルですが、いつから始めるにして大切です

じゃあ、環境って何??ですよね

我が家を例にして、ご紹介したいと思います

ママ(パパ)と子どもの環境チェック

発達障害についての本やペアレント・トレーニングの最初あたりで、行動学褒めるからやってみようと思う人も多いのでは?

しかし、私はとにかく褒める褒める・・・と頭にあったばっかりに、肝心なことを見逃していました

それは娘ちゃんと私を取り巻く環境整備です

今振り返ると、この整備がなかった数年、無駄にしてしまった感じがします😅

ではこの環境整備

具体例を挙げますと

  • 義父母の同居と介護
  • ママ(パパ)と子どもの対話時間確保
  • 夫の協力
  • 夫婦仲
  • 子どもの困り事、環境で解決させる

皆さんにも当てはまることはありませんか?

この番号振りにも意味があります

この順番通りに解決していくとスムーズだったからです

義父母の同居と介護

我が家は2世帯住宅で夫の両親と同居していました

両親は共に介護が必要で、食事の世話をするのは私の役目

加えて塾の送迎などが重なり、口には出せませんでしたが、負担を感じていました

それが、程なく両親が他界して、私の負担が減った時、ゆっくりと娘と向かい合う時間が持てたのを実感しました

同居は健常発達っ子なら、負担にならなかったかもしれませんが、発達障害っ子は困り事が多く手がかかりますし、義父母の目も気になりました

認知症が発症すると、子どもへの配慮もなく、逆に大声を出したりして、子どもが怖がったりします

金銭面のこともあると思いますが、なるべく同居は避けるか、介護が必要となったら施設を検討すべきと私は思いました

ママ(パパ)と子どもの対話時間確保

私はフルタイムで働いていたので、朝は6時には家を出て、返ってくるのは夜7時

娘と向き合う時間がまだまだ不十分です

ちょうどその頃、娘が学校を辞めたいと言ってきました

その頃になると、私も腹が座ってきていたので、娘が元気になるならと賛成しました

そして、私はそれを機に思い切って転職しました

パートタイムで、通勤時間は片道30分以内・・・ようやく対話出来る時間を確保です

しかし、これには相当の覚悟がありました

これからの人生、娘中心にシフトしよう!

自分のキャリアは捨てよう!

落ち着いたら、自分の楽しめる人生を探そう!

夫の協力

介護がなくなると夫の手も空きますので、家事を手伝ってくれるようになり、さらに時間にゆとりができました

ぼーっと出来る時間が初めて持てた!と感じました

これは偶然なのですが、

家族内で私だけが新型コロナにかかり、家事が全くできなかった時に、夫が私がワンオペでどれだけ大変か、知ったそうです

それから心を入れ替えたように、手伝いを率先してやってくれるようになりました

本当にすごい変化です‼️

なので私は言いたい

夫婦仲

夫婦仲については良好な方が療育にもいいそうです

それは納得です

我が家も私のイライラが募っている時は、夫に話しかける声のトーンが低いらしく、娘に怖いと言われました

そして、怖いから娘と夫と3人で同室はやめてほしいとまで言われたっけ😅

あと、旦那さんの悪口を子ども前では絶対言わないこと!愚痴りもなしです

友達に愚痴りましょうー❤️

お世辞でもいいので、子どもの前では旦那さんを褒めてください

子どもにも、旦那さんにも良い効果が発揮されます

夫の自主的な手伝いや私の余裕ができたおかげで、なんだか角が取れ、

夫への態度も柔らかくなったなーと自分でも感じるようになりました

また、娘の療育施設への面談も行ってくれたり、自分なりの意見を言ったりと、こういうことで夫婦仲は改善されたと思います

子どもの困り事、環境で解決させる

環境要因の悩みとは、学校や施設、住環境のことです

ーーー 例えば、歯磨きができない悩みがあったとします

なぜ、できないか?考えた結果、歯ブラシが固かったからやりたくなかった、とします

ならば、柔らかい歯ブラシにすれば、この悩みは解消されます  ーーー

これは本人の特性をどうするでもなく、方法・手段(環境)を変えたことで悩み=困りごとがなくなるという、至って単純なことです

我が家の場合は学校という外部環境が悩みの種でした

なぜ行きたくないのか・・・、いろいろ試してみましたが、もう日本の学校、教育構造自体がダメなのがわかったので、もう学校を取り除くしかありませんでした

それなのに当初、私は学校を中退させるのがとても怖くて、なんとか続けさせることばかり考えていました

当然のことながら、娘の心が耐えきれず2次障害を発症

今は学校を辞めたことで、とても元気に、家でいろいろな活動をしています

発達障害っ子は、私達には当然出来ることができません

その理由も気づくと驚くことばかりです

その子の心が疲れる前に、環境で助けてあげられることはないか、考えてみてください

【結論】まずは、パパママ自身を変える

こうやって見てみると、子どもが直接やることではなく、パパママがやれることがたーくさんありましたね

発達障害が疑わしくなった時、パパママは心の準備開始

診断がついてからは、困りごとをなくす手助けに大忙しになります

本格的は療育が始まる前に、上記のことを整理してほしいです

そうすれば、きっとペアレント・トレーニングもスムーズに進んでいくことでしょう☺️

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