思春期に褒めるのが難しい、と以前関連コンテンツで書きました
ある発達障害資格では、ちゃんと幼少期と思春期に分野が分かれていたので、分けて考えるのは正解なのでしょう
褒めることもそうですが、性の悩みも出てきますから、思春期に入る前に攻略法を頭に入れておきましょう!
思春期に幼少期と同じように褒めてはいけない
必ずしもダメというわけではありません
その子その子で発達の進み具合は様々なので
ここではグレーゾーン、もしくは心の成長が思春期に達した子への対応を書いていきます
うちの場合、中学生になる娘を幼少期のような褒めテクニックで褒めてみたら
わざとらしいと一掃された私
おかしいなー?本の通りだけど??
あまりうまくいっていないとは思いながら、たまにヒットするので、そのまま数年過ごしてしまいました
ペアレント・トレーニングは思春期に対応していない
私は民間のペアレント・トレーニングを、お金出して受けました
が、なんだか周りは小学生の親ばかり
それに中学生の対応方法を聞いても、なんだかちゃんとした答えがありませんでした
ためになったのか??と思いながら、言われるがままに実践
しかし今になり、自分で療育を勉強するようになって、一般的なペアレント・トレーニングは小学校中学年までにしか対応していないことを知りました
そうだろうなーと納得
でもそれを受講した時に教えて欲しかったです
ペアレント・トレーニング(ペアトレ)での褒め練習
さてさて、ペアトレは幼少期向けなので
褒める練習があったら、こんな言葉が出てきます
- よくできました!
- すごいね!
- がんばったね!
- いいね!
- えらいね!
- すばらしい!
- すごい努力だったね!
- いい感じだね!
- いい感じに進んでるね!
小さいうちなら効果はありそうです
けれど思春期にそれをそのまま言ったら・・・💦
うちには物足りなかったようです
もう小さい時にたくさん褒めてきたし、もうどこを褒めたらいいの?ぐらい1度は褒めていたし
それでもペアトレのグループワーク中
である場面の絵をみてロールプレイがありました
褒めてくださいっ
とその時言われましたが、中学の娘が頭に浮かび、
どう褒めたらいい??
私の脳みそは硬直状態でした😅
思春期は褒めるから『傾聴』へ!
では、傾聴とは何でしょうか?
傾聴とは・・・
- 共感的理解
- 相手の話を、相手の立場に立って、相手の気持ちに共感しながら理解しようとする。
- 無条件の肯定的関心
- 相手の話を善悪の評価、好き嫌いの評価を入れずに聴く。相手の話を否定せず、なぜそのように考えるようになったのか、その背景に肯定的な関心を持って聴く。そのことによって、話し手は安心して話ができる。
- 自己一致
- 聴き手が相手に対しても、自分に対しても真摯な態度で、話が分かりにくい時は分かりにくいことを伝え、真意を確認する。分からないことをそのままにしておくことは、自己一致に反する。
参考:傾聴とは|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト (mhlw.go.jp)
難しく書いてありますが、つまり
善悪・好き嫌いの評価を入れない
真意を確認しつつ、共感する
これが思春期療育には必要と思います
これは介護現場で重要とされていることですが、うちに必要なものは、まさにこれだと思いました🌟
思春期は、自我が芽生える頃です
もう子供扱いは卒業です
1人の大人として対等に向き合う時期ですから、子どもの考えを認めてあげることが重要です
思春期に傾聴をやった結果
ところで、ちょっとこれまでをおさらい
なぜ褒めたかったか・・・幼少期の目的は、自己肯定感を高めるため
しかし、思春期での目的はそれに加えて
- 話すことで、脳の停滞を防ぐ(2次障害の予防)
- 話すことでストレス解消
- 人間(社会)関係悩みの相談をしてもらってアドバイスをする
などが追加されます
中学の壁問題があり、小学校の時より生きづらさを感じやすくなります。よって誰にも相談できなければ2次障害を発症しやすくなります
うちはそうでした
でも傾聴をすることで、心の奥にしまっていた本当の悩みを打ち明けてくれるようになりました
すると、こちらも的確なアドバイスができるようになり、好循環が生まれました
思春期療育には、ぜひ、この傾聴を取り入れて、子どもの心をほぐしてあげてください❤️
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